保険百科
う
運行中
交通事故傷害保険において、交通乗用具が日常目的に従って使用されていることを指す。
運送保険
日本国内で陸上、航空、フェリーボート輸送される貨物について、輸送中の危険である火災、爆発、もしくは輸送用具の墜落・沈没等によって生じた損害、またはすべての偶発的な事故によって生じた損害に対して保険金が支払われる保険のこと。
運転者
自賠法第2条第4項により、運転者を「他人のために自動車の運転または運転の補助に従事する者」と定義している。運転者は自動車の運転によって起こした事故については自賠法上の責任はなく、直接の不法行為者として民法上の責任を負うことになる。
運転者家族限定割引
自動車保険において、補償対象となる運転者を保険証券上の記名保険者とその家族 (配偶者・同居の親族・別居の未婚の子)に限定することで、保険料が割引となる特約のこと。この特約を付けると限定された運転者以外の人が起こした事故に関しては補償の対象とはならない。
運転者年齢不担保特約
リスク細分型の自動車保険において、運転者の年齢制限を設けることで保険料を割引く制度のこと。保険会社によって異なるが、代表的な区分は「21歳未満不担保」「26歳未満不担保」「30歳未満不担保」。限定された年齢以外の事故に対しては、保険金は支払われない。
運用期間
保険料払込期間の満了日(年金への移行日)から年金支払開始日の前日までの期間。「一時払変額個人年金保険」と「一時払個人年金保険」においては契約日から年金支払開始日の前日までの期間を指す。
受再
再保険を引き受けること。受再する保険会社を受再保険会社という。
受取人
契約者が指定した給付金・保険金の受け取る人のことをいう。入院や通院などの場合に支払われる給付金は被保険者本人が受取人、死亡した際に支払われる保険金は配偶者や子どもが受取人となるのが一般的である。
請負業者賠償責任保険
建築および土木工事等の請負業者が行う仕事の遂行またはその施設の所有・使用・管理に伴なって生じた偶然の事故により、他人の身体・生命を害したり、財物に損害を与えた際に、損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して保険金が支払われる保険。下請負人担保追加特約条項が自動付帯され、原則として下請負人はすべて被保険者となる。
内払制度
自賠責保険において、被害者が治療継続中のために総損害額が未確定であっても被害者救済の立場から、被害者の請求に基づき既に発生した損害額(治療費、看護料、休業補償等)が10万円以上になった、あるいは10万円以上となることが確認されたとき、被害者あるいは加害者の請求により、保険金の内払として10万円単位で120万円までの金額の支払を受けることができる制度である。任意自動車保険の対人賠償保険でも同様である。
裏書
保険証券の記載事項について変更が生じた際に、契約者の請求によって保険会社が異動事項を承認するときは、保険証券の裏面に所定の事項を記入する。